ミカはイスラエルの支配者たちを断罪します。彼らは本来は公正に国を治め、善を愛して、人々を支えるべき存在です。しかし、彼らは、悪を愛し、人々を食い物にしていました。人々の血を流し、賄賂を受け取って裁きを曲げました。
またミカは預言者たちを断罪します。彼らは民を惑わし、自分の利益に基づいて預言をしていました。民を導くべき人々、神の言葉を語るべき人々が、悪を行い続けていました。そうでありながら、彼らは、主を頼みにしていると言い、主が自分たちのただ中におられるので、災いは近づかないとうそぶいていたのでした。主はそのような指導者たちの祈りには答えられません。そして、国に滅びが迫っていました。
多くの人たちがそのような生き方をしている中で、その罪を指摘することは決してやさしいことではなかったでしょう。しかしミカは主の霊に満たされ、勇気をもって正しい言葉を語ったのでした。