ヨナ3章

ヨナはまず都に入り、一日かけて歩き、「あと四十日で、ニネベは滅びる」と告げた。すると、ニネベの人々は神を信じ、断食を呼びかけ、大きな者から小さな者に至るまで粗布をまとった。(4~5)

 主は魚の腹から陸地に出てきたヨナにもう一度召命を与えられます。そして今度は彼はあニネベに行って主の言葉を語ったのでした。「あと四十日でニネベは滅びる」と言うメッセージが実際、主が彼に託されたメッセージそのものであったかどうかは疑わしくもあります。おそらく、表面的に、文字面としてはそうだったのかもしれません。しかし、その背後にある思い、言葉にならないメッセージは、主の御心とは全く違うものだったでしょう。ヨナのメッセージには、ニネベが滅びてくれるとありがたい、滅びるから覚悟しろ、という気持ちが見え隠れしますが、主はそのメッセージを通して、ニネベの人たちが悔い改めることを願っておられたのです。
 そして、ヨナが全く期待していなかったことが起こりました。それは北王国イスラエルでも見たことがないことでした。リバイバルです。ニネベの人たちが悔い改めているのです。そして主はニネベを滅ぼすのを思い直されたのでした。