どんなに立派な国であっても、どれほど高い城壁で囲まれ、多くの武器を持っていたとしても、主に背いて歩んでいたら、栄え続けることはありません。必ず罪に定められ、滅んでいきます。
イスラエルの民はアッシリアに頼ったり、馬や戦車の数にすがり、多くの偶像に仕えました。しかし、そのような目に見えるものはイスラエルを救うことはできませんでした。主は背き続けるイスラエルに対して、この締めくくりの十四章でも、「立ち帰れ」と招きの呼びかけをなさいます。それはホセア書全体のメッセージです。悔い改めて、主のもとに立ち帰る、そこで求められていたのは、決して外側だけのものではなく、生き方全体を伴う真実な応答でした。
そして、主の裁きの下に置かれたイスラエルが、癒されて、再び栄え、豊かに実を結ぶようになる。ホセアは主によってもたらされる回復とすばらしい祝福を見ているのです。