神はエジプトで奴隷であったイスラエルの民を愛し、彼らを救い出されました。まさに、イスラエルは、アブラハムの時代から神が創造し、選ばれ、神によって、「私の子」と呼ばれる存在だったのです。神は彼らの腕を支え、歩くことを教え、癒されました。まさに最初から、神が彼らを育ててくださったのです。神は愛の絆でイスラエルを導き、親が身をかがめて子どもの口に食べるものを与えるように、彼らを育てられたのです。
しかし、彼らが主に立ち帰ることを拒んだために、北イスラエル王国は滅ぼされ、またアッシリアに捕囚として連れて行かれようとしていました。
彼らが主に背き、罪を犯し続けた結果を彼らは刈り取ることになったのです。けれども、それでもなお、叫び痛むその民をごらんになったは憐れみで胸を熱くし、心を激しく揺すぶられています。そして、主はその民のただ中にいる聖なる神として、滅びの向こうに、彼らの回復をも見ておられたのでした。