イスラエルの民は礼拝すべき主を離れて、エジプトにすがったり、アッシリアにすがったりしました。またまことの神である主を捨てて、偶像を拝みました。本来、主の言葉を聞き、そのまま民に語るべき預言者たちも愚かで、狂っていました。そのために、民は主の言葉を聞くことができず、また正しい道が分からなくて迷っていました。神に仕えるべき預言者が民を罠にかけ、敵意をもって民を迷わせていました。
バアル・ペオルとかギルガルは、偶像礼拝や不品行が行われた場所とされています。イスラエルの民は神を捨て、神に聞き従うことを拒んだのです。
ですから、ここで主は非常に厳しい宣告をなさいます。それは彼らを捨て去るという宣告でした。主は、何度も悔い改めのチャンスを与えておられました。しかし、イスラエルの民が、ことさらに主に背き、悔い改めて主に立ち帰ることを拒むなら、他には救いはないのです。