ホセアの妻のゴメルでしたが、ホセアのもとを去って、他の男性のもとに行ってしまいました。しかし、彼女はそこでだまされて売られてしまい、身を持ち崩してしまいました。主はホセアに、そんなゴメルを愛するようにと命じられます。ここで語られる愛は、選びの愛です。ゴメルを意志をもって愛する決断をするようにと命じられたのです。それは主が、ご自身に背き、偶像の神々に仕えるイスラエルの民をなお愛されたのと同じです。
ホセアは、銀十五シケルと、大麦約三百リットルでゴメルを買い戻します。それは大きな犠牲でした。同じように、神は私たちをあがなってくださいました。私たちが罪の中から贖い出されるために、神はご自身のひとり子イエスの血潮という尊い代価を払ってくださったのです。神がどれだけ私たちを愛していてくださるかを思います。
そして、ホセアはイスラエルの民がまた再び、主のもとに帰ってくると語るのです。