ダニエル2章

ダニエルは家に帰り、仲間のハナンヤ、ミシャエル、アザルヤにその次第を知らせた。彼らは・・・天の神に憐れみを願い、ダニエルとその仲間たちがバビロンにいる他の賢者たちと共に殺されることがないよう祈った。(17~18)

 ネブカドネツァル王は夢を見ました。そして王はバビロン中の知者たちを集めて、その夢の意味を解き明かすようにと命じます。ただ、王は知者たちが適当なことを言うのではないかと不信になり、自分がどんな夢を見たかまで含めて明かすようにと命じたのでした。それができなかったら、バビロン中の知者たちを殺すというのです。
 ダニエルと三人の友人たちは集まって、天の神に祈ります。そして、主はダニエルに夢を示し、その解き明かしを教えてくださったのでした。王の見た夢はこれから世界に起こることを示していました。純金の頭はバビロン、銀の胸と腕はペルシア、青銅の腹と腿はアレキサンダー大王の帝国、鉄のような足にあらわされる第四の王国はローマを示してしているとされます。
 王はダニエルに畏れを覚えると共に、秘密を啓示される神をあがめたのでした。