エゼキエル39章

私は二度と彼らから顔を隠さず、わが霊をイスラエルの家に注ぐ――主なる神の仰せ。(29)

 ゴグとその軍勢が北の果てからイスラエルの山々に攻めて来ます。しかし、彼らは打ち破られて、屍となります。主の栄光があらわされます。
 確かにイスラエルは滅びました。しかし、それは彼らが神に背き罪を犯したからです。ですから、イスラエルは敵の手に渡され、エゼキエルたちも捕囚になっているのです。けれども、主は再びイスラエルを憐れみ、主が与えられた地に安らかに住むようにさせてくださいます。世界中の人々が主が聖なるお方、私たちをはるかに越え、またあがめられるべきお方であることを知るのです。
 捕囚の民が主が選ばれた祝福の地に帰ってくる日が来ます。その日には主はご自身の霊をイスラエルの家に注いでくださるのです。確かに旧約聖書の時代にも聖霊は働いておられましたし、また主の御用をする者たちの上に特別な神の霊の満たしがあったことが繰り返し語られています。しかし、やがて、神はご自身の霊をイスラエルの家に、また主を畏れる全ての人々の上に注いで下さいます。そしてそれはまさにペンテコステの日に成就することになります。