三八~三九章では終末的な戦いについて記されています。これが実際に具体的な戦争として起きるのか、または、終末に向けての霊的な戦いを示しているのかは定かではありません。マゴグの地のゴグという王が北から大軍を率いてエルサレムに攻めてきます。イスラエルの人々は安らかに住んでいるのですが、そこに地を覆う雲のように大軍が攻めて来るのです。
しかし大地震が起き、また様々な天変地異が起こって、主自らがゴグとその大軍と戦い、勝利をおさめられます。それは、あの出エジプトの時に、主がエジプトの軍隊と戦われたのと似ています。人々はイスラエルの主なるお方が偉大であり、何物とも比べようのない聖なる方であることを知るようになります。エジプトよりも、バビロンよりも、ずっと大きなお方がエルサレムを救い、主の民に救いを与えてくださる。主は決して、その民を放ってはおかれません。必ず、救いをあらわしてくださるのです。