エゼキエルは幻の中で、連れ出され、カラカラに枯れた骨の満ちた谷に置かれました。主はエゼキエルに「人の子よ、この骨は生き返ることができるか」と問われます。人間的に言えば、全く望みのない状況がそこにありました。しかし、主はエゼキエルに、「骨に向かって預言して『枯れた骨よ、主の言葉を聞け』と言え」と命じられたのでした。骨は主の言葉を聞くことができるでしょうか。しかし、エゼキエルが主の言葉を語った時、骨がつながり肉がつき、皮膚がそれを覆い、その中に主の霊が吹き込んで、おびただしい軍勢となったのでした。同じような再生のわざがイスラエルにも起きようとしていました。
また主は、エルサレムを中心とする南ユダ王国だけでなく、北イスラエル王国も復興して、イスラエルとユダがもう一度主の手の中でひとつとされていくことを語られました。主は彼らを救い、清め、主の民として再び聖別してくださるのです。