イスラエルがバビロンによって滅ぼされたのは、バビロンがその時代の世界情勢の中で巨大帝国であり、イスラエルがそのような中で、外交的な失敗を犯したためということではありません。確かにバビロンは非常に大きく、強い国でした。しかし、イスラエルが滅びたのは、彼らが神に従うことをせず、神に背いて、偶像を拝み、主が聖別されたその地を、自分たちの罪によって汚したからです。
しかし同時に、主はご自身がその名を置かれたその地が廃墟となることによって、主の御名が汚されることをよしとはされませんでした。そして、イスラエルの民に回復を与えることを約束されたのでした。しかし、それは単に国の復興ということではなく、固く冷たい石のような心かが取り除かれ、血の通った温かい肉の心、新しい霊が与えられるという、もっと本質的な救いだったのです。