聖書協会共同訳では口語訳や新改訳の二十章45節からが二一章になっています。ですからここで掲げている聖句もそれらの訳では二十章49節になります。ネゲブの森とはユダの地のことです。裁きがユダに臨もうとしていました。南ユダ王国は焦土と化し、また剣が臨もうとしていました。ただそのようにエゼキエルが必死に主の裁きを語っても、多くの人たちはエゼキエルの言葉を文字通りには受け止めず、まるでことわざのように聞き流していたのでした。多くの人々は事態の深刻さを軽く考えていました。そのような中で、エゼキエルは迫り来る裁きを思いながらうめくのでした。
エルサレムの人々は敵の手に渡されようとしていました。滅びが迫っています。ただ、それは単なる罰ということではありません。主はそのことを通して、彼らが自分の過ち・背き・罪・悪に気づいて悔い改めることを願っておられたのです。