捕囚の地にあって主の言葉を語っていたエゼキエルのもとにイスラエルから長老たちがやってきます。彼らも自分たちの将来に対してとても大きな迷いを持っていたのでしょう。そしてエゼキエルのところに来て、主の言葉を求めたのです。
けれども彼らは、偶像を拝み、また罪を犯し続けていました。ですから、エゼキエルは彼らに主の言葉を告げます。「立ち返れ、あなたがたの偶像を離れて立ち帰れ」。滅びが迫っていました。直ちに彼らは神ではないものから離れて、主に立ち帰るべきでした。
イスラエルの人々は、ノアやダニエル、ヨブなどの主に愛され、主の御前に誠実に生きた人たちが自分たちにはいる。きっと彼らが神の御前で自分たちのためにとりなしてくれる、と期待していたのでしょう。しかし、悔い改めのないところには救いはありませんでした。迫っている滅びは神の悔い改めへの招きでもあったのです。