イスラエルには「高き所」とい呼ばれる祭壇が各地にありました。それは偶像の神々にささげものを献げる場所で、ヨシュアに率いられたイスラエルの民がカナンの地に入った時からあったもので(その後も各地に造られていっったのですが)偶像礼拝と深く結びつき、イスラエルの歴史の中で大きな落とし穴になりました。偶像礼拝は、人間の欲望と深くつながっており、また神以外の偶像への浮気、神の愛への裏切りと見なされました。多くの異教の偶像礼拝では、宗教的な儀式の一部として姦淫が行われたりしました。
災いの日が迫っていました。イスラエルの人々は世界中に散らされようとしていました。しかし、それは単なる裁きのための裁きではありませんでした。災いの中にあっても、主はご自身こそが主なる神であることを知らせようとしておられましたし、また、主は残りの民を残して災いの向こうに回復の時を備えておられたのです。