主はエゼキエルにれんがをひとつとってエルサレムの町を刻み、待ちを包囲するように鉄板でれんがを囲むように言われました。エルサレムは同じようにバビロンに囲まれます。そしてイスラエルの罪のために左脇を下にして三百九十日、ユダの罪のために右脇を下にして四十日横たわり、乏しい、汚れたパンを食べるように命じられたのでした。それはエルサレムに臨もうとしていた恐ろしい裁きを意味していました。エルサレムは包囲され、水も食料も乏しくなって、破滅しようとしていました。
エルサレムは主が立てられ、主がその名を置かれた美しい都です。しかし、その主の都が危機に瀕している。エゼキエルは捕囚の民のただ中にあってエルサレムの滅びを語ります。バビロンに先に捕囚になった人たちは、エルサレムは守られると思い込んでいました。しかし、確実にエルサレムには滅びが迫っていました。彼らが主に背いて積み重ねた多くの罪、過ちのゆえでした。