エルサレムは非常に麗しく、また栄えた都でした。またその都は三方を深い谷が囲んだ山の上の町であり、攻めるのも決して易しくはなかったことでしょう。エルサレムに住む人たちは、この都は主がその名を置かれた都なのだから、この都は決して滅びることはないと考えていました。そして、自分の罪を認めて、悔い改めることもなかったのです。
しかし、エルサレムは攻め滅ぼされて、子どもたちも、若者たちも、長老たちも殺され、女たちは辱められ、人々の心からは喜びが消え、嘆きが彼らを覆いました。エルサレムは廃墟となり、そこをジャッカルがうろついています。
すべてこれらのことが起こったのは、「私たちが罪を犯した」からと作者は言います。そして、「御もとに立ち帰らせてください」と求めます。回復のためには悔い改めがどうしても必要でした。そして悔い改めとは主に立ち帰ることだったのです。