この四九章にはアンモン、エドム、ダマスコ(シリア)、ケダル、エラムなどについての預言が残されています。アンモンはヨルダン川の東側、モアブの北にあった王国、エドムは死海の南側に住んでいた人々です。そしてダマスコを中心としたシリアはイスラエルの北、ケダルはアラビアなど砂漠に住む人々、エラムはバビロンよりも東にあった国でした。
もちろん、エレミヤはイスラエルの南ユダ王国が滅んでいこうとする時代にエルサレムを中心として活躍していました。しかし、同時に主はイスラエルだけの神ではありませんでした。主は、世界のすべての国をその御手の中におさめておられます。そして、どこの国の人であったとしても、主にすがる人を救い、その憐れみの中に入れてくださいますし、どの国であっても自らを誇り、邪悪に生きる人々を裁かれるのです。私たちも自分や、自分の持ち物を誇るのではなく、主を誇り、へりくだって生きる者でありたいと思います。