ヨハナンと残された者たちは、エジプトに下ることに一瞬躊躇したのでしょう。おそらく、彼らはエジプトに下ることは神の御心ではないということに薄々気づいていたかもしれません。彼らはエレミヤのところに来て、主の言葉を求めます。エレミヤが何も忖度することなく真実に主の言葉を語ってきたことは、エレミヤの言葉の通りにエルサレムが廃墟となったことからも明らかでした。
彼らはエレミヤに主の言葉を求め、そして主がエレミヤを通してどのようなことを語られたとしてもそれに従うことを約束します。彼らは、主の言葉に従うことが幸せにつながることを知っていたのです。
ただ、同時に、彼らが主の言葉を求めたのが、自分の思いを正当化し、自分が願っていることを行うために裏付けとして御言葉を求めていたらしいことは、後々明らかになっていきます。信じ、告白するように生きるお互いでありたいと思います。