エレミヤ36章

このすべての言葉を聞きながら、王もそのすべての家臣たちも恐れを抱かず、衣服を裂こうともしなかった。(24)

 エレミヤは主に語られたメッセージを忠実に語っていたのですが、エレミヤの語るメッセージを聞きたくない人々は御言葉に耳を閉ざし、またその御告げ自身をなかったかのように思おうとしました。エレミヤが神殿に行くことができない中で、エレミヤはネリヤの子バルクを呼んで、彼に口述筆記を頼み、主の言葉を巻物にし、彼に託して主の神殿に立って、その主の言葉を読むように託しました。
 ベルクの読む主の言葉は、王の従者の良心をもった人々にはとても重く受け止められ、その巻物は王の前で読まれることになりました。しかし、王はその巻物を読んだそばから切り取って暖炉に投げ込んで焼いてしまったのでした。王はエレミヤとバルクを捕らえようとします。しかし、主は二人を隠されました。
 王は主の御言葉を無しにしようとしました。しかし、主の言葉は再び巻物に書き記されます。主の口から出た言葉は決して滅びることはないのです。