主の言葉がエレミヤに臨み、エレミヤはレカブ人たちと主の宮の一室で話をします。そしてレカブ人にぶどう酒を飲むように勧めたのでした。ぶどう酒はイスラエルのとても大切な産物の一つです。そして誰もが普通に飲んでいましたし、人々の生活に欠かせないものでした。しかし、レカブ人たちはぶどう酒を飲みませんでした。
彼らは言います。自分たちの先祖であったヨナダブがぶどう酒を飲まないように命じたからです。それだけではありません。彼らはヨナダブの教えに従って、家を建てて住むのではなく天幕生活をし、畑を所有して農耕に携わることもありませんでした。農耕が偶像礼拝と深く結びつきやすいことを警戒し、また、地上の豊かさを追い求めることが大きな落とし穴になりうると考えたのかもしれません。
主は、先祖の言葉を守るレカブ人たちを祝福し、主なる神の言葉を守ろうとしないイスラエルに対して裁きを告げられたのでした。