主はエレミヤを王の宮殿に遣わし、そこで王とその家臣たちに語ります。エレミヤが語ったのは、公正と正義を行うということでした。そして神から地を治めることを委ねられた者たちは、搾取されている者、寄留者、孤児、寡婦を守り、悪しき者から守るべきだということでした。悔い改めるということ、主を主としてあがめて生きるということはとても具体的なことでした。しかし、実際には、彼らは多くの場合、富や権力を持っている者たちにおもねり、立場の弱い者たちを見捨てたのです。
王や支配者たちは、自分のことばかり考えていました。彼らは主の言葉を聞こうとはしませんでした。聞こえていなかった訳ではありません。主が語りかけられていても、彼らは「私は聞かない」と耳をふさぎ、主の声に聞き従おうとしなかったのです。
いろいろなことがうまくいっている時にも、謙虚になって、主の御声に聞き従う者でありたいと思います。