エレミヤ18章

イスラエルの家よ、この陶工がしたように、私もあなたがたになしえないのだろうか――主の仰せ。イスラエルの家よ、粘土が陶工の手の中にあるように、あなたがたも私の手の中にある。(6)

 主はエレミヤに陶工の家に行くようにとおっしゃいました。エレミヤがその通りにすると、陶工はろくろで仕事をしていました。途中で粘土で作っていた器を壊し、自分の気に入った他の器に作り替えたのでした。主はエレミヤに語りかけられます。「イスラエルの家よ、この陶工がしたように、私もあなたがたになしえないのだろうか」。もちろん、神様にもおできになるのです。もう一度イスラエルを作り直して、ご自身が満足される器にすることができるのです。イスラエルは主の御手の中にあるからです。
 主は私たちもその御手の中に置いていてくださり、私たちをご自身の御思いのままに作り替えてくださるのです。
 人々はエレミヤの言葉を聞いても主に立ち返ろうとしません。かえって、エレミヤに対して悪い計略を立て、またエレミヤが命がけで語る真実な言葉を聞こうとしません。しかし主はエレミヤを守ってくださいました。