神の都シオンははずかしめられましたが、再び贖われ、その栄光を帯びるようになります。そこで主なる神が王としてその都を治められるのです。そしてバビロンに捕囚になっていた民は喜びの中、エルサレムに戻って来ます。
イスラエルの民がエジプトで奴隷であったところから救い出された時には、彼らは追い立てられるようにエジプトを出ていきました。パンを焼く暇もなかったので、こね鉢の中にイースト菌を入れないパン生地を入れたまま担いで出てきたほどです。しかし、やがてイスラエルが捕囚の地から帰ってくる時には、彼らは急ぐ必要も、逃げる必要もありませんでした。彼らは悠々と出てくることができます。それは神が前に行き、またしんがりになってくださるからです。前と後ろを守られていたら、私たちは何も心配することはありません。安心し、ただただ喜びにあふれて主の御前に戻ることができるのです。