イザヤ48章

主が彼らに乾いた地を行かせたときも
彼らは渇かなかった。
主は彼らのために岩から水を流れ出させた。
主が岩を裂かれると、水がほとばしり出た。(21)

 イスラエルはその歴史を通してずっと主に背き続けてきました。しかし、主はそんなイスラエルをなおもあわれんでくださいました。にも関わらず、イスラエルは主を離れます。滅びが迫っています。バビロンがエルサレムを廃墟にするのです。
 しかし、それでも主は、全くエルサレムを捨てられたのではありません。イスラエルが自ら何かをして、自分に救いを引き戻すということではありません。主が自ら、イスラエルをあがない、救おうとしておられました。そして主は自ら計画し、定められたことを必ず成就してくださいます。
 イスラエルの民がバビロンから出てくる日がきます。地の果てまでイスラエルの民の喜びの叫びが響きます。バビロンからエルサレムへの道は広い乾燥地帯をも通ることになるでしょう。しかし、民は乾くことはありません。エジプトから出た時もそうでしたが、岩から水がほとばしり出て、彼らを満たすからです。