イスラエルの民は何度も神に背き、神を捨てました。こともあろうに、生ける主を捨て、偶像にすがることさえありました。その意味ではイスラエルが滅んだのは当然の報いでしたし、滅んでも何も文句は言えなかったと思います。しかし、主はそれでも、イスラエルの民を全く捨てることはなさいませんでした。
聖書の神は世界の主です。イスラエルが滅ぶのは、イスラエルの罪のゆえであり、他の国々が正しかったからではありません。やがてどんな大国も裁かれる日が来ます。しかし、主はイスラエルの民を散らされていた地の果ての国々から呼び集めようとしておられました。民がシオンの地・エルサレムに戻って来る喜びの日が来ます。
主は全くイスラエルの民を捨ててしまわれることはなく、再び、「私があなたの神」とご自身を示してくださいます。主はイスラエルと共にいて、イスラエルを守り、勝利を与えてくださいます。そして、それは主が私たちにしてくださることでもあるのです。