エジプトに助けを求め、馬や戦車の数によって一喜一憂するのはとても愚かなことです。エジプト人は神ではなく人です。どんな勇ましい馬も肉にしか過ぎません。主が打たれたら滅んでしまうでしょう。エルサレムを守り、救ってくださるお方、敵の手から解放してくださるのは万軍の主です。
イザヤは、イスラエルの民が主に背いてきたこと、今もはなはだしく背いていることを知っています。神以外の国々にすがって助けを求めたり、偶像に祈ったりしているのです。神を知り、また神の救いを知っているのにあり得ない話です。本当でしたら、そのような民は滅ぼされるべきなのだと思います。
しかし、イザヤは「立ち帰れ」と呼びかけます。イスラエルの民は神に背を向けて自分勝手な歩みをしてきました。けれども、彼らは向きを変え、主に立ち帰るべきでした。イザヤは神がイスラエルを憐れみ、救ってくださることを知っていたのです。