エルサレムに関する預言が語られます。「アリエル(アリエール・神の獅子=英雄)とは神が選び、その名を置かれた町エルサレムを指しています。神に背いて、自分勝手な歩みをするエルサレムの町は国々によって攻められ、とても厳しい時を過ごします。しかし、突如として、エルサレムに勝ち誇っていた民は滅ぼされてしまいます。
イスラエルの指導者たちも、神の言葉を語るべき預言者たちも神の言葉を理解できません。そして民も表面的には神を敬っているように見せながら、その心は主から遠く離れています。それがイスラエルの実情でした。
しかし、アブラハムを導き出し、またヤコブを選ばれた主は、エルサレムを再び回復してくださいます。それは、イスラエルの民が功徳を積んだからということではなく、主の憐れみの御業です。私たちもへりくだって、主の恵みを求めていきたいと思います。