イザヤの時代のエルサレムは、表面的には礼拝が守られていても、人々の心は主から遠く離れていました。そしてイザヤはそのようなイスラエルがやがて滅んでいくことを知っていました。しかし、同時に、イザヤはエルサレムの回復をも見せられています。それは単に廃墟となった町が再び建て直されるというだけではありません。その町に住む人々がそのままだったら、町は何も変わらないことでしょう。しかしイザヤはその町に住む人々の変化について語ります。そこに入り、そこに住むのは、真実を守る正しい国民、志の堅固な者、主に信頼する者です。そして主はとこしえの岩として、彼らを守ってくださいます。
主は主を呼び求め、主を待ち望む者にご自身を現してくださいます。主はその熱情をもって民に目を注ぎ、ご自身の平和を備え、その民のためにすべてのことをしてくださるのです。