イスラエルの民が神に背を向け、偶像に頼って生きるようになった時、神はアッシリアを用いてイスラエルに裁きをもたらされました。北王国イスラエルはイザヤが活躍している時代に、アッシリアによって滅ぼされます。アッシリアに対しては誰も逆らうことができない時代があり、アッシリアの王が高慢に振る舞ったとき、神はカルデア人のバビロン帝国を興して、アッシリアを滅ぼされました。
しかし、神がその裁きの道具として用いられたバビロンも自分の偉大さを誇り、おごり高ぶった時、神の怒りの下に置かれ、神の裁きを受けることになりました。バビロンはメディア人のペルシアに滅ぼされていきます。
アッシリアもバビロンも、彼らに力を与え、また勝利を与えたのは、自分の有能さではなく、全能の神の御手にあったことを知らなければなりませんでした。主は勇士たちを起こし、強大な権力を誇っていたバビロンを裁かれたのです。