前の章の23節で、「ゼブルンの地とナフタリの地」「ヨルダン川の向こう」「異邦人のガリラヤ」と呼ばれているのは、イスラエルの北の方の地やヨルダン川の東側の地を指しています。それらの地は敵が北から攻めて来たり、東から攻めて来たときに、真っ先に攻められ、また度々占領されてしまった地です。八章1節では、「闇の中」「死の陰の谷」とも呼ばれています。しかし、主はその地に住む人たちが光を見た、そこに光が輝くと言います。そしてまさに主イエスが来られた時、このガリラヤ地方がその働きの中心になっていきます。
主が遣わされる救い主は「驚くべき指導者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれます。それはまさに、このお方の御性質、その働きを言い表しています。このお方は私たちに知恵を与えて導き、その力によって勝利を与え、その深い愛の中に守り、私たちに平和を与えて下さる方です。万軍の主の熱情、熱心、熱い愛がそのことを必ず成し遂げてくださるのです。