昔、イスラエルがエジプトから出た時、主の民はその部族ごとに旗を立ててその周りに集まりました。また荒野を旅するときにも、部族ごとの旗がその先頭に立ちました。また、戦いに出て行くときには、それぞれの国がその旗印を立てて、その旗の下に陣を張り、また戦いに進んでいきました。イスラエルの民がアマレクと戦った時、モーセは手を上げてイスラエルのために祈りました。ヨシュアとその軍勢が戦いに出ていったのですが、同時に山の上ではモーセの祈りの戦いが戦われていました。そしてイスラエルが勝利したとき、モーセはヨシュアに「主はわが旗」と語りました。確かにヨシュアは勇敢な戦いをしたでしょうけれども、戦ってくださった神がおられたから勝利したのであり、自分たちは主の旗の下にいたから勝利することができたのだということをヨシュアに教えなければならなかったのです。私たちも主の御旗の下にいます。そして主の旗には、私たちに対する愛が記されています。私たちはいつもこの方の愛の下にとどまるのです。