この章で、コヘレトは、「すべてに時機があり、すべての出来事に時がある」と言います。そして、言います。「神はすべてを時に適って麗しく造ってくだった」。私たちの歩みの中にはいろいろなことがあります。そしてその出来事自身は善くも悪くもないかもしれません。ただ、タイミングがよければそれは善いことでしょうし、またタイミングが悪ければ、どんなによいことでも、私たちに益にはならないし、また喜びをもたらしてはくれません。しかし、このタイミングということが実はとても難しかったりします。しかし、神は私たちのために、時を知り、その時の中ですべてを麗しく導いてくださいます。
「時に適う」という時、私たちはとかく目先だけにとらわれがちです。私たちの人生はとても短く、過ぎていくときにはあっという間です。しかし主は永遠という視点の中で、私たちのためにすべてを行い、また私たちにも永遠の視点を与えてくださいます。