箴言13章

諭しをなおざりにする者は貧困と屈辱
懲らしめを受け入れる者は栄誉を得る。(18)

 人に注意されたり、間違いを指摘されることがあるでしょうか。そのような時、私たちはどのようにその忠告や指導を聞くでしょうか。いろいろな指摘の中には、誤解もあるかもしれませんし、言いがかりに近いこともあるかもしれません。そのような中で私たちは反発して憤慨したり、聞き流すというようなこともあります。
 ただ実際には、注意・忠告するということはとても勇気のいることですし、神経を使うことだったりします。この人は言っても無駄だなと感じるようになると、人は困っていても言ってくれなくなるものです。
 この箴言の記者は、諭しをなおざりにする者は、貧しくなり、恥の中を生きるようになると言います。忠告や懲らしめを受けとめるということは実際にはやさしいことではありません。私たちはいろいろな言い訳をしたくなるものです。しかし、人の言葉をきちんと聞いて、へりくだって謙虚に過ちを認め、正すべきことは正すことをしていると、その人は信頼を得、栄誉を得るようになるのです。