箴言5章

子らよ、今こそ、私に聞け。
私の口の言葉から離れるな。
あなたの道を彼女から遠ざけ
その家の門に近寄るな。(7~8)

 知恵の言葉である箴言には、妻以外の女性と不倫関係に陥ったり、遊女のもとに行く人たちに対する警鐘が繰り返されています。富と性と名誉は、時代を越えて人間について回る誘惑だとも言います、ソロモンが活躍したのは紀元前1000年頃です。人類の歴史三千年たっても、人間の抱える問題は変わりません。
 不倫は時に、とても魅力的に見えるかもしれません。しかし、それは知恵のない愚かな行為であり、死に至るものです。結局は自分を傷つけ、また多くの人々を巻き込んで不幸にします。
 その誘惑に勝っていくためには、第一にそこには近づかないことです。ここまではいいだろうとふらふらと近づいて行くと飲み込まれてしまいます。第二に、与えられている自分を配偶者を愛することです。そして第三に、主の御言葉を聴き、そこから離れないことです。主は私たちが命に生きることを願っておられるからです。