詩編145編

主は、ご自分を呼ぶ人皆に
まことをもって呼ぶすべての人に近くおられます。(18)

 主は偉大なお方、その奇しい御業、その豊かな恵みの思い出を語り始めたら、際限がないことでしょう。主は恵みと憐れみ、慈しみに満ちておられます。主は天地を造られた大いなるお方でありながら、「倒れそうな人、うずくまる人」を支え、立ち上がらせてくださいます。
 そして私たちが主を呼ぶ時に、主は私たちに近くいてくださいます。それは特別な人を特別扱いしてくださるということではなく、主を呼ぶ人「皆」、まことをもって主を呼ぶ「すべて」の人をそのように扱ってくださるのです。
 ですから、私たちは、自らの貧しさ、弱さ、罪深さを知りながらも、大胆に主を呼ぶことができます。そしてこの主は、昔も今も、変わることなく私たちと共にいてくださいます。それは主ご自身も、私たちに保証してくださることです。私たちはまさに、私たちのすぐ側にいて下さる主に親しみを込めて近づき、祈ることができるのです。