私たちは様々な困難や問題の中にあって、うつむいて、下を向いて歩むことがあります。そうするとますまず気持ちは下向きになり、このような苦難の中にあって途方に暮れ、押しつぶされそうな気持ちになったりします。確かにそういう時もあるでしょう。いつでもポジティブに、前向きに生きることが大切ということを言っているのではありません。私たちは目を上げる必要があります。そして、私たちを助けてくださる主がいてくださることに気づくことが大切です。
この詩編の記者は、私の助けは主から来る、と言っています。この主は天地万物を創造された方です。この方はまどろむことなく、眠ることもないお方、私たちが行くにも帰るにも私たちを守って下さるお方です。私たちはこのお方を仰ぎ、このお方に目を向けて、安心して眠り、また安心して歩むことができます。確かに助けが必要な厳しい現実があります。しかし、主はそのようなただ中にあっても私たちと共にいてくださるのです。