主は私たちを愛してくださっています。主は私たちを選び、そのご真実をもって私たちをいつも支えていてくださっています。しかし、そのような中で、私たちは案外、自分は弱くて罪深くつまづきやすい者だから、主を愛することはできない、主もそのことを分かっていてくださるし、赦してくださると思ったりします。しかし、主は私たちが心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして主を愛することを期待しておられます。この詩編の記者も開口一番「私は主を愛する」と言っています。私たちも、主に向かって、「主よ、私はあなたを愛します」と告白したいと思います。
「主を愛する」と告白するこの詩編の記者は、苦しみ・嘆き・死・涙・枷というような言葉で表される困難の中に置かれています。しかし、そのような中で、この詩編の記者は愛する主に叫び、救いと休息とをいただいています。そして彼はまた主をあがめるのです。