詩編92編

正しき人はなつめやしのように茂り、
レバノンの杉のようにそびえる。主の家に植えられ、
我らの神の庭で茂る。年老いてもなお実を結ぶ。
命豊かに、青々として。(13~15)

 私たちは朝ごとに、また夕ごとに主を賛美し、そのまことと慈しみを賛美します。私たちの生涯の中にはいろいろな困難や日照りのような苦難の日々もあるかもしれません。しかし、主の前に正しい歩みをする人は、なつめやしのように、レバノンの杉のように栄えます。なつめやしは乾燥地にあっても育ち、甘い実をつけます。レバノン杉は、イスラエルの北のレバノンで育つ杉で、高級建材として用いられました。それらはいずれも、青々と育つ力強い豊かさを示しています。
 主に従って生きる者たちはそのような命の豊かさに生きることができるのです。それは単に、若いうちは元気で・・・ということではありません。私たちが年老いて、不自由を覚えるようになったとしても、それでも、主は私たちに豊かな実を結ばせてくださいます。しおれてくる、枯れてくるということではなく、豊かな実を結び、青々とした豊かさに歩むことができるのです。