この詩編の記者はとても厳しい状況の中で「私の声よ、神に届け」と言うばかりに叫び、昼も夜も主に向かってその手を差し伸べました。彼は主の救いを待ち望んでいます。この作者は神に見捨てられているかのように感じ、主は変わってしまわれたのではないかと案じています。
この作者はそのような中で、もう一度、自分たちの歴史の中で、主がどのように救いを表してくださったかを思い起こし、思い巡らしています。
私たちは、主が自分の生涯の中にしてくださった御業を、時に、思い起こすことが大切です。自分の生涯というだけでなく、自分がどのような信仰の家系の中で信仰を与えらているのか。またあなたがあなたの家で最初のキリスト者だったとしても、あなたが主イエスを信じ、つながった教会に、主がしてくださったことを記憶することです。私たちはそこに主の力強く、奇跡的な御業を見ることができるでしょう。