悪しき者たちは自分の富や権力を誇ります。そして自分の力をひけらかせて高ぶるのです。しかし、彼らは自分でその力を保持することはできません。神がその御業をあらわされると、彼らの繁栄はまたたく前に過ぎ去ってしまいます。
しかしこの詩編の記者は主に感謝をささげます。自分が今あるのは、自分の実力によるのではなく、神の業によるからです。神が救いを与え、彼らを導き、支えてくださっている、だから、彼は神に感謝するのです。そして、神に対して感謝するだけでなく、神さまがしてくださったことを語り伝えるのです。神さまがしてくださったことが分かったら、感謝せずにはいられないし、そのことを証ししないではいられません。それは私たちも同じであるはずです。私たちには何の誇るべきものもありません。ただただ神に感謝し、神がしてくださったことを喜びをもって語り伝え、語り継ぐのです。