悪しき者たちがいます。彼らは人々を欺き、不正を行います。彼らは立派なことを語りながら、心では悪いことを考え、暴虐を広げています。そしてそのような人たちが地上においては幅をきかせ、権力や経済力をもって地を治めていたりします。勝ち誇っているように見えたりします。
しかし、この作者は、そのような悪しき者の歩みに足をすくわれたり、巻き込まれたりしません。それは、どんなに悪しき者たちが一時的に栄えているように見えたとしても、本当に実りある歩みをすることができるのは正しい者だということを知っているからです。そして、どんなに悪しき者たちが裁きを曲げ、自分のしている悪を正しいかのように見せたとしても、すべてをご存じの義なる神がおられて、必ず正しい裁きを行ってくださるということを知っているからです。私たちはこのお方に信頼して歩むのです。