旧約聖書の時代、神はイスラエルの民を御自分の宝の民として選び、約束の地として、今もイスラエルの置かれている地域を与えられました。そしてその都としてエルサレムを選び、そこにご自身を礼拝する宮を建てられました。エルサレムの神殿はダビデの町の北側にあり、城壁で囲まれた町エルサレムの北東の角にあります。エルサレムは小高い山の上にあり、東、南、西の三方は深い谷になっていて自然の要害のようでもありました。
その聖なる山で、主の御名が賛美され、そこから大いなる喜びが世界中に流れていきました。民はその神殿に上り、そこで主の慈しみに心を向けました。自分たちの不真実にもかかわらず、神がどこまでも変わることなく大きな愛をもって導いてくださったことを思い返し、今も、また、これからも主がそのようにしてくださることを信じて、このお方を思うのです。私たちも同じ主に心を向けたいと思います。