詩編34編

味わい、見よ、主の恵み深さを。
幸いな者、主に逃れる人は。(9)

 私たちの歩みの中には様々な試練の時もあります。しかし、私たちはいろいろなことが自分の思い通り、願い通りにいっているときだけでなく、様々な困難や試練の中を通るときにも、主をたたえ、主を賛美したいと思います。いろいろな試練や困難の中に置かれている時にも、それは主が私たちのことを顧みてくださっていないとか、また神がその状況を支配することができずにいるとかいうことではありません。主は私たちの叫びを聞き、私たちを救ってくださいます。主はいつもよいお方、いつも恵みにあふれたお方です。
 ですから、この詩編においても、主の恵みに深さを「味わい、見よ」と語っています。私たちは主がどんなに恵み深いお方であるかをいつも深く思い巡らしたいと思います。ゆっくり味わいたいと思います。主はご自身のところに逃れ、身を寄せる者を決して裏切られることはありません。