この世の中には悪を行う人々もいます。そして一見、そういった罪を犯している人たちが平気な顔をして生きていて、また成功しているように思えることもあるかもしれません。そして、主を畏れ、主に仕えて生きることに疲れてしまうのです。
そのような中でこの詩編の記者は朝、主に向かって叫んでいます。四編が夜の詩編だとしたら、この五編は朝の詩編です。聖書を開いて読み、祈る、デボーションの時を持つことは私たちにとってとても大切です。そしてお一人一人にとって一番都合のよい時間を見つけていくとよいのだと思います。ただ同時に、教会では、一日の初めにそのような時を持つことをお勧めしています。朝ごとに主の前に出る、そのような習慣が私たちの一日に豊かな祝福をもたらすからです。「朝が来る度に主に向かって身を整え、待ち望む」中で、私たちは豊かな主の慈しみに満たされ、喜びのうちに生きる者とされていくのです。