ヨブと三人の友人たち、エリファズ、ビルダド、ツォファルとの対話の二巡目になります。まずエリファズが口を開きます。彼はまた、自分の見たもの、観察に基づいて議論を進め、またこれまでの先人たちの知恵の蓄積から答えを導き出そうとします。しかし、彼の考え方・その結論は何も変わっていません。要は、ヨブが苦しむのはそれだけ彼が罪深いからだというのです。だからヨブは悔い改めるべきだ・・・。
しかし、ヨブが彼らの思うように自分の罪を認めない・・・と言う中で、彼らの言動はどんどんエスカレートし、いわば言われのない様々な非難をヨブに投げつけるようになります。彼らはヨブがどれほど正しい歩みをしていたかも本当は知っていたはずです。しかし、ヨブに臨んでいる災難を見て、ヨブを断罪します。「あなたは祈ることをやめている」「あなたは神を畏れていない」「あなたは悪いことを語っている」。
また神についても曲がったことを語ります。神は誰も信頼していない・・・いいえ、神はヨブを信頼しておられたのです。