モルデカイは王宮の門番だった人物です。もちろん、王妃エステルとの特別なつながりということもあったでしょう。しかし、モルデカイが重用されていったことには、彼が自分の与えられた持ち場で忠実に歩んだということがありました。モルデカイはクセルクセス王に対する暗殺計画があるのを知り、それを未然に防いだのです。
確かにハマンは有能で、また王の信頼を勝ち得ていたのかもしれません。しかし、彼は名誉欲に支配され、王;に次ぐ立場を与えられて権力を握ると非常に高慢になりました。そして与えられた権力、王からの信頼を私利私欲のために用いるようになったのでした。しかし、ハマンはモルデカイと争うようになって自滅していきました。
それに対してモルデカイは人々に愛され、その民の幸福を求めて働きました。そのようにしてモルデカイは王に仕え、人々に仕え、主に選ばれた民に仕えたのです。