ネヘミヤの声かけの中で、心を合わせて城壁の再建に当たっているユダヤ人たちのことを面白く思わない異邦人たちは、いろいろな仕方で妨害をしました。彼らはエルサレムに攻め入って混乱を起こし、工事を中断させようとしました。また実際に城壁の再建工事は多くの労役を伴うものでした。崩され、焼かれてしまった石の中には使えないものもあったでしょう。そのようなものは取りのけなければなりません。疲れがないと言えば嘘になったでしょう。
また、ユダヤ人たちの敵は、エルサレムに潜り込んでユダヤ人たちを殺し、工事を妨害しようともしました。そのような中でユダヤ人たちは武器を持ちながら工事をし、また、敵が侵入することがないように、武装して見張りに立つ人々も置いたのでした。困難の中に置かれ、脅しにあって、恐れを覚える民に対して、ネヘミヤは「大いなる畏るべき」お方がどなたであるかを思い起こさせたのでした。