エルサレムに帰還したエズラと一行は、神に感謝してささげものをささげます。そしてエズラたちが、さあこれから仕事を始めようというときに、先に帰還してその地に定住し、生活していた人々の中の心ある人たちがエズラを訪ねて、帰還の民の置かれている状況、彼らの歩みについて語り出したのでした。イスラエルの民も、また祭司たちやレビ人たちでさえも、異邦人たちと結婚し、異教の慣習に染まっていました。指導的な立場にある人たちや役人たちが率先してそのような歩みをしていたのです。
エズラはこのことを聞いて言葉を失い、座り込みます。そして夕方になった時、彼は立ち上がって主の前に祈ります。彼は神に背いて歩んでいる人たちのことを糾弾するというよりも、まるで自分のことのように、主の御前に民の罪を告白し、泣きながら悔い改めの祈りをささげたのでした。