帰還した民は第七の月に集まって、共に仮庵の祭を祝いました。仮庵の祭は、秋の季節、イスラエルの新年に行われる祭で、出エジプトの時、四十年にわたってイスラエルの民を荒野で支えられた主を記念する祭であり、新しい年の初めに、その年の祝福を祈る時でもありました。彼らはまさに主に感謝すると共に、新しく始まった自分たちの歩みのために主の守りと祝福を祈ったのです。
次の年、彼らは神殿再建の工事を始めます。そして、神殿の基礎工事が終わったとき、彼らは昔からイスラエルの中で歌い継がれてきた「主は恵み深く、その慈しみはイスラエルの上にとこしえに及ぶ」と主を賛美しました。すべての民が主を賛美して喜びの声を上げました。ソロモンの時代の神殿と同じというわけにはいかなかったでしょう。しかし、みんなでその工事にあたり、最初の工程を終えることができたということで彼らは心から主をたたえたのです。