歴代誌下32章

強く、雄々しくあれ。アッシリアの王とその全軍を前にしても、恐れてはならない。おののいてはならない。我々と共にいる方は、あの王と共にいる者よりも偉大である。(7)

 さてこのように主の御前に真実にことを行ったヒゼキヤのもとにアッシリアの王センナケリブが攻め上ってきました。アッシリヤはとんでもなく強く強大な国であり、これまでも北王国イスラエルをはじめ、多くの国々が打ち破られ、破壊され、飲み込まれていきました。ヒゼキヤ王はこんなに真実に歩んでいたのに、そのヒゼキヤ王と南王国ユダの人々に大きな危機が迫っていました。王は戦いに備えて準備をすると共に、戦いに向き合おうとしていた指導者たちを励まします。自分たちと共にいるお方はどんな勇士よりも強いのだ・・・民を励ましながら、実はヒゼキヤは自分自身をも励ましていたのだと思います。
 センナケリブは様々な言葉をもってヒゼキヤを脅しました。しかし、ヒゼキヤは預言者イザヤと共に主に祈り、そして主は祈りに答えて、ヒゼキヤとエルサレムの人々を救ってくださったのでした。